「2023・6・30東京総行動」に「サイネオス・ヘルス社との争議」の参加エントリーを行いました
当ユニオンは、2023年6月30日に予定されている「東京総行動(主催:けんり総行動実行委員会)」に「サイネオス・ヘルス・クリニカル社との争議」 として参加エントリーを行いました。当日は、参加争議団や支援の労働組合・個人が連帯し、1日かけてそれぞれの争議中の会社を回り、要請行動や街宣活動を行います。
「東京総行動」サイトへのリンク ⇒https://tokyo-sokodo.blogspot.com/2023/06/23-httpstokyo-sokodo.html
「サイネオス・ヘルス社との争議」ビラの画像
「サイネオス・ヘルス社との争議」ビラの内容
サイネオス・ヘルス・クリニカルは 組合差別 をやめろ!〜中央労働基準監督署からの「是正勧告書」を守って、従業員が健康で安心して働き続けられる職場環境を作ってください!〜
私たちは、長時間労働によるサイネオス社での健康被害をなくすため、過労死ラインを超える「サービス残業」の実態改善を同社に要求してきました。
2022年8月、私たちは中央労働基準監督署に申告し、同社の「月100時間を超える残業実態」が明らかになりました。2022年9月15日、中央労基署は同社に「是正勧告書」を交付し、「労働災害が発生する場合は送検(刑事事件にする)する」という厳しい指導を行いました。
しかし、団体交渉で同社は「労基署の勧告は団体交渉や組合員とは関係ない」と言い放ち、衛生委員会議事録の開示も拒否しました。会社は開示拒否を繰り返したのち、漸く衛生委員会議事録が掲載されているイントラの場所を明らかにしましたが、そこには「長時間残業が頻発している部署に対し対応中」、「メンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した社員が2022年度に28人(全社員の2.0%)おり、全国平均の0.9%*を大きく上回っている。」という記載があり、健康被害の実態が浮かび上がってきました。
「組合員以外の問題は団体交渉の議題にならない」(弁護士)と会社の安全配慮義務に関わる協議を拒絶し、従業員が健康で安心して働き続けられる職場環境に変えようとする組合員を「懲戒処分」とし、不誠実な交渉を続けるサイネオス社の姿勢を変えないと、メンタルヘルス不調による休職者がどんどん出てしまいます。
「ジョブ型雇用」とは名ばかりの「自己責任型裁量・無限定」の働かせ方を変えて、健康で文化的な働き方ができる職場に変えませんか…
首都圏なかまユニオンはサイネオス社と団体交渉を積み重ねてきましたが、同社は不誠実な交渉を繰り返し、「業務命令」を名目にした「支配介入」が頻発しました。
そのため、2023年1月6日に労働組合法7条1・2・3号違反として東京都労働委員会に申立を行ないました。その後も繰り返される不当労働行為に対して、2月14日に追加申立と「実効確保の措置勧告申立」を行なった上で、3月17日、第1回調査期日を迎えました。
しかし、サイネオス社は労使紛争をエスカレートさせ、組合員に対して「無断録音」「過剰な質問・要求、反抗的態度、職務範囲を逸脱した言動による職場内での摩擦の招来」「主観的基準による見境のないパワハラ主張」を行ったとして懲戒処分までも行ってきました。服従しろと言わんばかりの人権侵害に対して、私たちは不当な「処分」の撤回を求めています。
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